遺品のAH-4を整備

6月にサイレントキーになられたJR5ILNさんの遺品の一部を預かっています。クラブのコンテストに使わせてもらおうと整備することにしました。懐かしのICOM製チューナー「AH-4」です。

ILNさんはキャンカーで移動し、移動地で即座に運用できるように工夫されてます。同軸ケーブルはドアで挟んで通せるように細いケーブルを使っていました。IMG_6749.jpegクラブでの運用は少々長さが足りないから、5Dの同軸を引っ張ることになります。そこで同軸を5Dのメスコネクタを出すように改造します。AH-730 と同じ仕様ですね。

蓋を開けるときっちりノイズ対策用W1JR巻きフェライトコアも入っていました。IMG_6750.jpegこれはJA5EXNさんの工作らしいです。細い同軸は別の用途で使わせてもらいます。IMG_6751.jpeg1点不都合がありました。外で使うことが多かったとみえ、蝶ナットが錆びています。IMG_6752.jpegこれは同じサイズの在庫があったので新品と取り替え。ボルトの方にも錆が移っていましたがコンタクトスプレーを吹いて真鍮ブラシでこすったら綺麗になった。IMG_6753.jpegバッチリですね。ってことで、NAR-100を出してきて動作確認します。IMG_6755.jpegパワーをかけてテストしたかったので100W機のIC-756PROで動作チェックIMG_6754.jpeg1.8MHzは仕様外なので、当然チューニングは取れないけど、3.5MHz〜50MHzまでバッチリ。

KENWOODのAT-300も持っているけれど、それは1.8MHzはいけるけど50MHzが使えない。どちらが良いかと言えばやはり50MHzが使える方が有り難い。

AH-730 はいいとこ取りゆえメイン機として使っています。AH-4はクラブでのマルチオペ運用のサブ機として十分。大事に使わせていただきます。